KAAT×城山羊の会
『勝手に唾が出てくる甘さ』
熱烈なリクエストに応え、再びKAATと城山羊の会が新作上演!
作・演出:山内ケンジ
出演:
松本まりか じろう(シソンヌ) 岩谷健司
中山求一郎 湯川ひな 三木万侑加 岡部たかし
- 日時 2025/11/14(金)~2025/11/30(日)
- 会場 中スタジオ
- 料金 一般:6,500 円 / 神奈川県民割引(在住・在勤):5,900円 / 24歳以下:3,250円 / 高校生以下 :1,000円 / 満65歳以上:6,000円
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KAme
先行 2025/8/30(土) - 一般発売 2025/9/6(土)
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お問い
合わせ チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
公演情報
淡々とした会話の中に生々しい感情が見え隠れする独自の世界観を、
松本まりか、じろう(シソンヌ)をはじめとする魅力あふれる出演者が描き出す。
2025年度のKAATメインシーズン作品第4弾は、KAATと城山羊の会による新作『勝手に唾が出てくる甘さ』。演劇プロデュースユニット・城山羊の会は、人間の本能や欲望を絶妙なユーモアにより描写し、多くの方の支持を得ています。作・演出を務める山内ケンジが2022年にKAATに初めて書き下ろした作品『温暖化の秋 -hot autumn-』では、第74回読売文学賞【戯曲・シナリオ賞】を受賞するなど大きな評判を呼びました。3年の時を経た2025年、熱烈なリクエストに応え、再びKAATと城山羊の会がタッグを組んで新作に取り組みます。
「大人の会話劇」を描く山内ケンジが紡ぐ、絶望的なコメディ
城山羊の会率いる山内氏は、長年話題のCMを手掛けてきたCMディレクターであり、近年は映画監督としてもユニークな作品を発表しています。淡々としたセリフの応酬の中に生々しい感情が見え隠れし、思わずクスッと笑わされてしまう独自の世界観は、たくさんのファンを生み、2015年には『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞しました。今回の作品では、かつて日本が欧米文化に憧れた頃のデカダンな雰囲気の中、絶望的なコメディを展開します。
魅力あふれる出演者たち
山内作品は出演者も大きな見どころのひとつです。ドラマ「夫の家庭を壊すまで」、「奪い愛、真夏」など、数々のドラマや映画に出演し無二の存在感を放つ松本まりかが、10年ぶりに城山羊の会に参加します。また、『温暖化の秋 -hot autumn-』で、城山羊の会に初めて出演したじろう(シソンヌ)が、2度目の出演を果たします。そして、近年映像作品でも名バイプレーヤーとして活躍する、城山羊の会常連の岡部たかし、岩谷健司が名を連ねます。KAAT×城山羊の会、第二弾はかなり面白い作品になることが予想されます。どうぞご期待ください。
キャスト・スタッフ
【作・演出】山内ケンジ
【出演】
松本まりか じろう(シソンヌ) 岩谷健司
中山求一郎 湯川ひな 三木万侑加 岡部たかし
コメント
山内ケンジ
欧米への憧れっていうのがあるわけですよ。そうやって育ってきました。日本語で日本人ばかり出てくるものなのに、ピンターとか、ブニュエルみたいなのを意識したりする。一方でぜんぜんそういうの意識しない人もいるけど、私はいつもする。して書いてきています。もちろん、チェーホフとか T・ウィリアムズとか。いや、みたいに書けないですよ。書けるかどうかは別の話。意識のこと。ところがここに来て、国連安全保障理事会、毎回毎回アメリカのひとり拒否権発動。G7のあのていたらく。なにが「イスラエルの自衛権で合意」なんだ。呆れるばかり。もうね、ガッカリですよ。欧米なんてロクなもんじゃなかった。なんで生まれてから何十年も憧れて、真似しようとしてきたんだろ。おいらの人生はなんだったんだろう。なので、そんなガッカリな絶望感と軽蔑。あと、間違っていた憧れ。そんな気持ちを込めて、執筆しています。もちろん、そういう社会的なことを訴えるものではありませんよ。そういうこと具体的に書くわけないじゃないですか。意識のこと。
プロフィール
<作・演出>
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山内ケンジ(やまうち けんじ)
劇作家・映画監督・CMディレクター
04年、『葡萄と密会』で演劇活動をはじめ、06年に城山羊の会を結成、全作品を作・演出。15年、『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞。城山羊の会で、山内はこの数年、毎年冬に新作を上演しており、22年、KAAT×城山羊の会 『温暖化の秋 -hot autumn-』で、第74回読売文学賞戯曲シナリオ部門を受賞。その後、『萎れた花の弁明』(23年)、『平和によるうしろめたさの為の』(24年)を発表し、好評を得ている。映画の脚本監督作品では「友だちのパパが好き」(15年)、「At the terraceテラスにて」(16年)、「夜明けの夫婦」(21年)、「アジアのユニークな国」(25年)等がある。
<出演>

松本まりか(まつもと まりか)
1984年、東京都生まれ。2000年、ドラマ「六番目の小夜子」でデビュー。18 年EX「ホリデイラブ」の演技で注目を集める。着実にキャリアを重ね、映像を中心に唯一無二の存在として独特な雰囲気を纏い、活躍している。主な出演作に「奪い愛、真夏」、「夫の家庭を壊すまで」、「ミス・ターゲット」、「最高のオバハン中島ハルコ」、「ブラックジャック」、「向こうの果て」、「どうする家康」、映画「湖の女たち」(24年/大森立嗣監督)、「アイスクリームフィーバー」(23年/千原徹也監督)など多数。城山羊の会作品では、『効率の優先』(13年)、『水仙の花』(15年)に出演している。

じろう(シソンヌ)
1978年、青森県生まれ。2006年、長谷川忍とお笑いコンビ「シソンヌ」を結成。ABCお笑いグランプリ2013決勝進出、TBS「キングオブコント 2014」優勝など、お笑い芸人として活躍するほか、ドラマや映画などにも出演。脚本も手掛ける。
最近の出演舞台に、平凡パンチライン vol.1『Wife is miracle~世界で一番アツい嫁』(25年/木野花演出)など。7月末~8月には本多劇場にてシソンヌライブ[quatorze]が控えている。城山羊の会作品では、『温暖化の秋 -hot autumn-』に初めて出演。今回は2度目の出演となる。

岡部たかし(おかべ たかし)
1972年、和歌山県生まれ。上京後は劇団東京乾電池に入団。劇団退団後、城山羊の会など、数多くのプロデュース公演に出演する。主な出演作に、ドラマ「エルピス」、「ハヤブサ消防団」、「虎に翼」、「しあわせな結婚」、映画「この夏の星を見る」(25年/山本環監督)など。2025年度後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」への出演が控えている。自身が立ち上げたユニット「切実」では演出も担当している。

岩谷健司(いわや けんじ)
1970年、青森県生まれ。城山羊の会作品に多く出演するほか、数々の舞台・映画・ドラマ・CMに出演。近年の主な出演作に、舞台『ナイロン100℃ 48th SESSION「Don't freak out」』、映画「新幹線大爆破」(25年/樋口真嗣監督)、ドラマ「相棒 season23」、「ディアマイベイビー〜私があなたを支配するまで〜」などがある他、山内ケンジ監督による新作映画「アジアのユニークな国」にも出演。
【STAFF】
美術:伊藤雅子
照明:佐藤啓
音楽:大城静乃
音響:藤平美保子
衣裳:中島エリカ
ヘアメイク:たなかあきら
演出助手:神永結花
舞台監督:森下紀彦
制作協力:城島和加乃(城山羊の会)
宣伝デザイン:手島領+米田人
宣伝イラスト:コーロキキョーコ
スケジュール
開場は開演の30分前
◎=託児サービスあり 公演1週間前までに要予約・有料(全額個人負担・事前支払)(マザーズ:0120-788-222)
♡=セリフや効果音などを手元でご覧いただける字幕タブレットの貸出しあり
☆=終演後にアフタートークを開催いたします
※詳細は後日発表いたします
チケット
チケット発売日 |
KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2025/8/30(土) ~ 一般:2025/9/6(土) |
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チケット料金 |
全席指定(税込) ※神奈川県民割引はチケットかながわの電話・窓口・WEBにてKAme先行より取扱い(前売のみ、枚数限定、要住所確認) |
チケット取扱い
チケットかながわ | |
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プレイガイド情報 |
■チケットぴあ https://pia.jp/t/kaat/ ■イープラス https://eplus.jp/kaat/(Pコード:536-239) ■ローソンチケット https://l-tike.com/play/kaat/ (Lコード:35911) |
KAATメインシーズンパスポート販売!<販売終了>
2025年度は新たに、メインシーズン6作品を全てご鑑賞いただける「KAATメインシーズンパスポート」の販売を開始します!!
各作品のチケット発売日よりも前に、どこよりも早く、お得にチケットをお申込みいただけます。
【チケット料金】35,700 円(6,200 円割引!)
【発売期間】2025/5/15(木)〜6/5(木)
【取 扱 い】チケットかながわWEBサイトにて販売 (枚数限定・先着順)
【対象作品】※日程は変更となる可能性がございます。
◼︎『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』(9/14~10/4)
◼︎『CARCAÇA(カルカサ)』(10/24〜25)
◼︎『勝手に唾が出てくる甘さ』 (11/14~30)
KAAT カナガワ・ツアー・プロジェクト第三弾 (2026/2/11~23予定)※冒険者たちシリーズ2作品を上演、両作品とも対象作品に含まれます。
◼︎『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』 ◼︎『帰ってきた冒険者たち 〜闇に落ちたカナガワを救え!〜』
◼︎『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』(2026/2/14~3/1予定)
<ご来場の皆さまへのお願い>
ご来場前に必ず「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。
※上演中・開演前・休憩中・終演後を問わず客席からの舞台撮影はご遠慮いただいております。
主催・企画制作:KAAT 神奈川芸術劇場
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会